ポートフォリオ・マネジャー
Matthew Lawtonに聞く
インパクト投資において、公募債券市場は豊富な投資機会を提供する資産クラスです。市場は、環境や社会へのポジティブなインパクトを促進する上で最適であると考えられるプロジェクトや機関へ、投資家の資本が流入するように促すことができます。債券ならではの具体的なインパクトの実現を目指す直接的な手段の一つとして、「調達資金の使途を限定した債券」が挙げられます。
グローバル・クレジット・インパクト投資戦略は、持続可能な開発目標である国連SDGsに沿った戦略ですが、これに縛られてはいません。3つの異なるインパクト投資の柱(ピラー)と8つのサブピラーで構成される独自のインパクト・ピラー・フレームワークも採用しています。これにより、当戦略の銘柄選択に関する決定はすべて、国連SDGsとこれらのインパクト・ピラーに沿って構成され、明確に特定されたポジティブ・インパクト・テーマから始まります。
真にポジティブな「インパクト投資の機会」を捉えるために
グローバル・インパクト・クレジット戦略の
運用開始から3年目を迎えて
変化の著しい環境下でインパクトを捉える
この度、ティー・ロウ・プライスでは、グローバル・インパクト・クレジット戦略の運用開始から3年目を迎えました。この間、債券市場環境は大きく変化しました。世界的なインフレの急激な進行、それに続く一連の金融引き締め、イールドカーブの大幅な上昇です。多くの債券投資家は、投資損を経験し、ボラティリティの上昇に耐える市場環境でした。こうした難題に直面するなかで、私たちは、規律あるリスク管理を遂行しながら、ESGラベル付き債券の枠を超え、広範な債券投資ユニバースから、社会や環境にインパクトをもたらす債券の魅力的な投資機会の発掘に注力しました。こうした異なるアプローチがポートフォリオの分散効果となり、ファクター・リスクの抑制をもたらす運用ができたと考えております。
ポートフォリオ・マネジャー
Matthew Lawtonに聞く
グローバル・クレジット・インパクト投資戦略
インパクト・ステートメント
グローバル・クレジット・
インパクト投資戦略
アニュアル・インパクト・レポート
インパクト投資において投資対象となる債券範囲は、調達資金の使途を限定した債券よりも広範です。当戦略の本レポートを通して、インパクト実現のプロセスについて包括的で透明性を備えた視点をご提供いたします。
当戦略のインパクト投資憲章を構成する4つの要素
マテリアリティ
(重要性)
企業活動と明確に定義されたインパクトの柱との整合性を投資の基準とし、将来のポジティブな変化を常に追求します。
メジャラビリティ
(測定可能性)
意図的に特定のフレームワークを用いてインパクトを計測することで、結果を個別的および総合的に定量化します。
アディショナリティ
(追加性)
環境面および社会面でポジティブな成果をグローバル規模で捉えると同時に、インパクト投資を加速させるため、自社の規模とリソースを活用することにコミットします。
レジリエンシィ
(持続性)
創造的破壊と極端な結果が生まれる時代において、ポジティブな変化には強靭性が求められます。顧客のために優れた成果を追求する上で、忍耐と協働が鍵を握ります。
グローバル・クレジット・インパクト投資戦略チーム
Matt Lawton, CFA
グローバル・クレジット・インパクト投資戦略
ポートフォリオ・マネジャー
William Visser
債券ESG
アソシエイト・ポートフォリオ・マネジャー
Ellen O’ Doherty, CFA
インパクト・アソシエイト・アナリスト
Michael Ganske, Ph.D., CFA, FRM
債券部門
ポートフォリオ・スペシャリスト
Jack Louden, CFA
債券部門
リード・ポートフォリオ・アナリスト
インパクト投資
ESG
グローバル・クレジット・インパクト投資戦略-リスク
当戦略代表口座に大きく関連するリスクは次のとおりです:
キャピタル・リスク-投資金額は変動し、元本は保証されません。ポートフォリオの基準通貨と申し込み通貨が異なる場合、投資金額は為替レートの変動による影響を受けます。
カウンターパーティ・リスク-ポートフォリオ取引の相手方企業が、義務を履行しない場合があります。
ESG及びサステナビリティ・リスク-ポートフォリオの投資価値や運用実績に重大な悪影響を及ぼす可能性があります。
地理的集中リスク-ポートフォリオが特定の地域にその資産の大部分を投資する場合、そのパフォーマンスはその地域で生じる事象の影響をより大きく受けることになります。
ヘッジ・リスク-ヘッジを通して特定のリスクを軽減または排除しようとする試みが、意図したとおりに機能しない場合があります。
投資ポートフォリオ・リスク-ポートフォリオに投資する場合は、市場に直接投資する場合とは異なる特定のリスクが生じます。
運用リスク-運用会社または運用会社が指名する者にとって、あるポートフォリオに対する義務と他の運用ポートフォリオに対する義務とが時として相反する場合があります(ただし、このような場合はすべてのポートフォリオが公正に取り扱われます)。
オペレーショナル・リスク-オペレーション上の過誤によって、ポートフォリオのバリュエーション、運用報告、取引執行などに影響が及んだり、金銭的損失が生じる可能性があります。
重要情報
当資料は、ティー・ロウ・プライス・アソシエイツ・インクおよびその関係会社が情報提供等の目的で作成したものを、ティー・ロウ・プライス・ジャパン株式会社が翻訳したものであり、特定の運用商品を勧誘するものではありません。また、金融商品取引法に基づく開示書類ではありません。当資料における見解等は資料作成時点のものであり、将来事前の連絡なしに変更されることがあります。当資料はティー・ロウ・プライスの書面による同意のない限り他に転載することはできません。
資料内に記載されている個別銘柄につき、売買を推奨するものでも、将来の価格の上昇または下落を示唆するものでもありません。また、当社ファンド等における保有・非保有および将来の組入れまたは売却を示唆・保証するものでもありません。投資一任契約は、値動きのある有価証券等(外貨建て資産には為替変動リスクもあります)を投資対象としているため、お客様の資産が当初の投資元本を割り込み損失が生じることがあります。
当社の運用戦略では時価資産残高に対し、一定の金額までを区切りとして最高1.265%(消費税10%込み)の逓減的報酬料率を適用いたします。また、運用報酬の他に、組入有価証券の売買委託手数料等の費用も発生しますが、運用内容等によって変動しますので、事前に上限額または合計額を表示できません。詳しくは契約締結前交付書面をご覧ください。
「T. ROWE PRICE, INVEST WITH CONFIDENCE」および大角羊のデザインは、ティー・ロウ・プライス・グループ、インクの商標または登録商標です。
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