ティー・ロウ・プライスのサステナビリティ・レポートでは、経済・社会・環境における持続可能性の推進に関する取り組みを具体的に紹介しています。
本レポートは、ステークホルダー (利害関係者) への有意な知見の提供や情報開示の一環であり、サステナビリティ会計基準評議会 (SASB) の基準に準拠したものとしてはティー・ロウ・プライスでは初めての、国連の持続可能な開発目標 (SDGs) に沿ったものとしては2番目のレポートとなります。
【レポート概要】
新型コロナウイルスへの対応
困難な局面を乗り切る上で事業継続計画 (BCP) や顧客との強固な関係がどのように役に立ったか、顧客、従業員、地域社会をサポートするために行った特別な対応を具体的に説明しています。
2020年3月には、ティー・ロウ・プライスの全従業員のうち97%がフルタイムでの在宅勤務にシフトしました。1カ月後に行った世界の従業員に対する調査では、88%の従業員が「ニーズに対する会社の対応に満足」、82%が「会社は従業員の福利厚生を考えている」と回答しました。
経済的サステナビリティ
ティー・ロウ・プライスは、2019年12月31日時点で合計8,176億ドルの退職・課税繰延年金資産を運用し、225万人の退職年金プラン加入者と140万人の個人投資家にサービスを提供しています。
ティー・ロウ・プライスの運用資産1兆2,000億ドルの6%に相当する694億ドル(2019年12月31日時点)が社会的責任投資のスクリーニングを採用する戦略に投資されており、運用するほぼすべての戦略でESG (環境・社会・企業統治) リスクの考察が基礎的な投資分析に組み込まれています。
社会的サステナビリティ
2019年に採用したシニアレベルの従業員の49%は多様性を拡大させるものでした1。
ティー・ロウ・プライスは、2019年と2020年に米国の人権団体ヒューマン・ライツ・キャンペーン財団 (HRC) の企業平等指数 (Corporate Equality Index) において100点満点の評価を獲得しました2。
ティー・ロウ・プライスと従業員は2018年に合計2,200万ドルを世界中の非営利団体に寄付しました。従業員は自分が生活、勤務する地域社会において4万時間以上のボランティア活動に参加しました。
環境的サステナビリティ
2010年から2025年にかけて温室効果ガス排出量を13%削減するという目標を予定より6年早く達成しました。2019年には過去9年で従業員数の70.6%増加に対して3、温室効果ガス排出量を14%削減しました。
2010年以降、埋め立てごみを93%減らす一方、リサイクリングを76%、エネルギー回収を724%増やしました。
サステナビリティ・レポート2019
英語版原文 >